「防災・震災救援・原発」カテゴリーアーカイブ

中電・県に脱原発の申し入れ

 今日午前中に、中国電力岡山支店と県庁に脱原発の申し入れを行いました。

日本共産党岡山県委員会、県議団、市議団の連名です。

まさに今日、中国地方のすべての原発が停止しました。二度と再稼動させてはなりません☆この声をもっともっと大きくしなければならないと思います。

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 中電では、25日に広島本社に智ちゃんたちが申し入れを行っており、懇談をしているので、支社としては受け取りのみという立場。

 県庁では、原発のことは国が決定するので、、、、の平行線。県として新エネルギービジョンを考えてはいる。雇用にも結びつくような施策で、、とのこと。

が、森脇県議の話では、太陽光☆発電の補助予算は縮小☆するとか?!担当官は、今は太陽光発電も元が取れるから新築の際に個人が投資する価値もあるみたいなニュアンスだった。

 子どもたちに何を残すのかって話ですよね。原発について明言はできなくても、自分たちのエネルギーをどうしていくのかは、自治体の姿勢で大きく変わる!自然豊かなこの岡山でエネルギーの自給自足をしっかり後押してって言っているのだ☆

 使用後も、何十万年、何百万年も放射能を出し続けるような核燃料に頼らない!という、決意だけでも、、と思います。

 ちなみに、文科省が放射能に関する副読本を新調したらいい。小・中・高それぞれあります。一貫しているのは、放射能は危険ではないと言うニュアンス。チェルノブイリや原爆の事実は一切見当たらない。これはどういうこと☆

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大塚愛さんと懇談

 子ども未来・愛ネットワークの大塚愛さんと懇談しました。若手議員など9名と。

いろいろお話を聞かせていただきたいということで、こちらからお願いしたという流れです。

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 大塚さんは、すでに岡山では有名な方です。3月に福島から郷里の岡山に避難してこられて、いろ~んな支援活動や脱原発運動をされています。この日もNHKの密着取材を受けているようでした。

 さぞ、活動家~!という感じなのかと思いきや、とても穏やかで、震災当日福島を離れてから数日、悩み苦しんで遠方への避難を決意していった経緯にはほんとうに素朴に共感します。福島にいるころから脱原発運動をされてきて、今も「何かできることを」、、という一心で実行に移されてきたんだな、、と思いました。

 それにしてもすごいけど。。

 改めて行政の支援の遅さ・乏しさに恥ずかしい思いがします。まだまだ避難希望者も多いとのこと。もっともっと支援が必要です。

 支援団体とのしがらみもあるように伺いますが、政党や主義主張関係なく、協力しなければ実現できないこともたくさんあると思いました☆。思いは同じ☆と改めて実感します。

 同じころ、石村衆院比例候補は、広島中電本社に、島根原発の廃炉を申し入れに行きました。今まで原発災害の意識が薄かった中国地方でもがんばらなければ、、です。↓

「201201genpatu1.pdf」をダウンロード 

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被災地視察・・・お世話になりました。

 今回仙台市の視察では、共産党仙台市議団の皆さんにお世話になりました。山側の被害視察では青葉区の花木則彰議員、海側の被害視察では、高見のり子議員がご一緒してくださいました。救援復興支援でお忙しい中本当にお世話になりました。

 視察も名古屋市議団のみなさん、ボランティアに参加していた川越市の川口ともこ議員とご一緒しました。全国心ひとつに、知恵を出し合い協力できる共産党の組織力に改めて感心しました。これからも連携しあって、がんばりたいと思います。

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被災地視察・・・仙台市【避難所】

 仙台市で避難所となっている高砂市民センターを視察することができました。日本共産党仙台市議団の高見のり子市議のご紹介です。

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 館長の浅見健一さんにお話しを聞くことができました。

 防災の街づくりには、普段からの地域のネットワーク、そして地域のリーダーづくりがいかに大事ということを改めて実感することができました。

 高砂市民センターには、地震当時、約1000人を超える人が非難してこられたそうです。津波の水がすぐ駐車場前まで迫りながらもぎりぎり被災を間逃れた施設だったのです。

 しかし驚くことに、館長が仙台市に必要物資の要請連絡をしたところ、「指定避難所」ではないからという理由で、何度頼んでも支援を断れてしまったそうです。。。うそ?!

 非難してこられた方のいのちを絶対に守る、という強い意志の館長は、近所中を駆けめぐり、支援物資を自前でかき集めて乗り切り、今や他の避難所に支援するまでになっています。助けてくれたのは、普段から顔見知りの地元企業や保育園などの施設でした。消防職出身の館長いわく、日ごろから防災の観点で、地域や地元企業を巻き込んできたということ。

 顔の見える地域のネットワークと地元企業との連携、さらに館長の強いリーダーシップで、大きな危機を乗り越えました。

 岡山市では安全・安心ネットワークが推進され、各公民館に専門職員が配置されます。機能するシステムにしていかなければならないと強く思いました。

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↑避難所の様子

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↑ 支援された本など。

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↑ 閲覧できる情報。

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↑ 支援してくださった企業・団体・個人などの情報を説明してくださる館長。

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被災地視察・・・仙台市【海側】

 海側では、内陸に何キロにもわたって津波に襲われ、見渡す限り今もガレキが散乱する状態でした。テレビで何度も目にしていましたが、その場に立つとその波の勢いに圧倒されます。

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↑ 防風林は根こそぎ抜き取られ、凶器となって家々を襲いました。

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↑ 田んぼの中は重機が入れないので、今も多くの車やガレキが散乱しています。ときどき「×」印がついた車や家があります。その数だけ犠牲者が見つかった印だそうです。胸が痛みます。ビニールテープで囲ってあるガレキの山は遺体捜索が終わったという印だそうです。広大なエリアが被災しており、一歩一歩進んでいくという印象です。

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↑ 荒浜小学校。体育館は壊れ、校舎も3階までつかったそうです。

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↑ 中野小学校。600人近くが屋上で一夜を過ごし、ヘリコプターで救出されました。仙台市は校舎の耐震化率100%だそうです。その効果もあり、校舎の倒壊による被害者はゼロでした。今回は在校時間での地震発生でもあり、一時避難の貴重な場所として耐震化の必要性を実感しました。岡山市の場合は体育館の耐震化は終了したそうですが、校舎はまだまだ60%台です。早急に対応しなければなりません。

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↑ 住宅が密集していたという周辺は壊滅状態です。

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↑ 津波の威力のすさまじさをものがたります。看板か何かと思われるポールが下から折れていました。

↓ そのポールではないかとも思われる残骸が近くに。

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被災地視察・・・仙台市【山側】

 仙台市では、津波の被害だけではなく、地すべりの被害やマンションの傾きやひび割れなどを見ることもでき、揺れの大きさを実感しました。

【山側】

斜面にある住宅街が、下に向かってずれ出ています。

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↓ 地面ごと道路から乖離しています。左側が下方。 

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↓ 玄関が、、、。

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↓ 全体的にずれおちている状態。

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↓ 壊滅的な家もたくさんあります。

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↓ 震災直後に専門家により、応急的な判定をしています。赤・黄色と危険度によって色が違います。しかし、地盤がずれていても家自体が頑丈で全壊判定が出ないと、受けられる支援策がなかったりするそうです。

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日本共産党仙台市議団では、支援・救援情報をまとめて配布しており、たいへん喜ばれているということです。↓ 

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 すでに移転先を決めている方、まだ住んでいる方いろいろでしたが、一軒一軒状況が違います。一人ひとりに寄り添った対応が必要です。

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被災地視察に行きました。・・・浦安市

 23日と24日の二日間で、党市議団で東日本大震災の被災地となってしまった、浦安市と仙台市を訪ねました。岡山でも懸念されている液状化現象の状況視察で浦安市、大災害で海側だけではなく山側でもおおきな被害が出ている仙台市です。TV等で被災状況は何度も見ていましたが、実際に訪れると息を飲みます。

 液状化現象が問題になった浦安市は、いたるところで地盤沈下や隆起が起こっていて、街全体がゆがんでいる感覚でした。だんだん平衡感覚が。。。

 どう、復興したらよいのか、、、と途方にくれてしまうような状況でした。個人宅の被害も相当です。驚くことに、超高級マンションが立ち並んでいる辺りは、海辺にもかかわらず被害が少なかったり、こんなところにも格差が、、。

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↑ 歩道が下がって、段差ができています。

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↑ 砂が噴出しだしたビル駐車場。噴出した砂で埋まってしまい閉鎖していたコンビニもありました。いざというとき、車などでは非難できない可能性も高いと思います。

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↓ 軒並み歩道が下がっています。

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応急対応はだいたい終わっているようでした。 

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↑ なんだこれは状態のマンフォール。イトーヨーカドー横の歩道。

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↑↓ まったく使い物にならなかった災害用貯水タンク。

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↓ ゆがんだ電柱。自分のカメラもゆがんでいるかも。

 いたる通りがこのような状況です。

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↓ 傾いたお家。数え切れません。。。。

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↓ クレバスような亀裂ができた歩道。

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↓ 横部分が沈下した堤防。水位が高かったら決壊していたかも。   

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岡山市も、大部分が埋立地や堆積地です。どのような対策が必要なのか、、。しっかり考えていかなければなりません。

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地震被害の集中する場所がある?!

 個人的には大変勉強になりました。

 昨日、地震について専門家の先生による勉強会がありました。

 阪神・淡路大震災以降進んでいる研究によると、地震のゆれの大きさは、地層に大きく関係しているようです。硬い花崗岩の上とやわらかい堆積層の上では、揺れの大きさも時間の長さも比較にならないほど違います。

 さらに、堆積層や埋立地の地下深くの花崗岩の形状によって、ゆれが集中するところがあるそうです。

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↑こんなイメージ。(http://www.n-buturi.co.jp/service/environment/deepground/より)

 岡山市でも作成している「ゆれやすさマップ」には、それがぜんぜん反映されていないそうです。

 岡山市は多くの地域が埋立地や堆積層のエリアなのでもともと揺れやすい上に、液状化現象に見舞われることも必至。堤防といった設備だって、花崗岩層までしっかり杭を打てているのか。。液状化が起これば杭ごと堤防が傾くこともあるのです。

 課題はたくさん。

 しかも、いまも大きな余震が起こっています。いつ、東海地震の引き金になるかもわからないのです。他人事ではありません。

 

 

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