保育制度の崩壊?!その2

 勉強会に参加してくれたママから手記をいただいたのでそのまま掲載します。行動派のパワフルママです。私がうだうだ言うよりよっぽどわかりやすい解説です。

これからいろいろ一緒に運動を進めていけたらと思います。

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9月19日(日)保育制度改革の学習会に参加しました。

子育て中のお母さんや議員さん約20名が白鳩保育園に集まりました。

影山園長に今回の改革の概要をお話いただきました。

(保育体制までとっていただき感謝です!)

まず、現行の保育制度は児童福祉法にナショナルミニマム(国の定める最低基準)が定められています。これにより国は保育に欠ける親に代わって保育を行う義務があります。

いま政府がすすめようとしている改革案は児童福祉法の保育部分を撤廃し、国の責任を自治体へ転嫁するものです。

当然、赤字を抱える市町村では公費での運営に限界が生じます。

結果、平等の理念が根底にあるべき保育業界に競争原理が入り込み、民間やNPOの参入など保育の市場化がすすむといわれています。

保育料は現在の応能負担(所得に応じて保育料を算出)から応益負担。

入園の契約は保育園と保護者との直接契約になり、自治体は介しません。

保育園としても経営を守るために、保護者へ負担をお願いしながら自らも他園との競合の中で効率化を求められます。

人件費の削減、給食を外注にするなど経費削減をせざるを得ないでしょう。

果たして保育の質は最優先されるのでしょうか。

リスクを抱えた家庭や子どもが困難な状況におかれることは目に見えています。

いま、菅内閣の肝いりで保育制度改革のスピードが急速にすすんでいます。

9~10月で国会集中審議、来年3月には通過するとの話です。

保育制度が危機にあるのです。

子どもたちの健全な育ちを保障する運動をおこしていかないといけません。

まずは署名活動、そして保育園でも保護者を対象に学習会を企画していきたいと思います。

皆さんのご協力をおねがいします。

(おおひら)

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 こちらのパンフレットもわかりやすいです。見えにくくてすみません。九州の3つの保育団体が作っているパンフレットです。

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