民主党政権になって、保育制度崩壊の動きが加速しています。H25年4月にはスタートさせる計画と聞いて、かなりの危機感。
19日に保育制度改悪の勉強会を開きました。白鳩保育園の景山園長さんが講師です。子育て中の若いパパママや議員候補など13人が集まってくれました。
ポイントは、
★国と自治体が保育の義務と責任を放棄する☆
児童福祉法から保育の義務が消える??☆
=(イコール)保育園を作る義務も、施設や人員配置などの最低基準もそれを支える財源の保証もなくなるらしい☆市町村任せになります。
★企業の参入も自由にして、市場化する。
→出来たり潰れたりしますね、、。
→儲けが無い地域、お金がない子どもには無縁ですね。
★保育園が生き残りをかけて競争する社会に。
→公立保育園は生き残れない試算だそうです。
→効率化が追及され、アルバイト保育士が激増し、
給食はハンバーガーに? (アメリカの実態です。)
→日本各地で保育園間でものすごい格差ができますね。
★保護者が自分で保育園を見つけて直接契約する方式に。(今は、市町村の義務で振り分けています。足りなければ市町村の義務で保育園を作らなければなりません。)
→恐ろしい競争社会です。。
→ハンディがある子、収入が不安定な家庭など、何件も断られるというケースが続出すると予想されます。
→問題児はレッドカードで退所です。(アメリカの実態)
★保護者の収入に関係なく、要保育度(時間単位)に合わせた利用料を各保育園が決めて、徴収。(今は、収入によって0円から4万円台の差があります)
→滞納や欠席が多ければレッドカードです。
(アメリカの実態です。)
→収入が少なければ、それに見合った劣悪な保育園しか入れません。事故の責任も行政は取りません。
★幼稚園と保育園の一体化。
→午前中の子や週2日の子、8時間保育の子などが入り混じって、個々の発達をどう保証するのでしょうか?
各保育園任せです。
ちょっと羅列しただけでも、恐ろしいことに。
だいたいこの構想は、経団連の成長戦略2010で出てきたというから、はなから保育を新たな市場にして国の負担を抑えたいという意図が丸見えです。
来年3月には法案が通ってしまいます。
3年後にスタートしようとしています。
何が地域主権だ!応益負担だ!自分の力で環境を選べない子どもたちに対して、国として守らなければいけないものがあるだろう☆どの子もみんな、この国の未来なんだ!しっかりしてくれ大人たち☆
自治体の保育担当者や現場の保育士も知らない方が多いそう(驚☆)私たちの知らないところで、子どもたちまで『強い福祉』の犠牲になりつつあります。
ま、まずは、知らせることだ!!!
by
競争しなければ緊張感を高める事が出来ない、といった意見の人もおられるでしょう。
しかし、競争も度が過ぎれば落ちこぼれる人が出てきます。「がんばって努力すれば」誰でも結果を出せたら誰も苦労しません。「競争一辺倒、落ちこぼれは放ったらかし」では人権侵害にもつながります。
競争になじめず落ちこぼれる人の面倒を見ない政府や自治体では、「真の強者」ではなく「名ばかり強者」と批判したいものです。
コメントありがとうございます。☆
ほんと、このまま弱肉強食が強化され、放置されたら、時代を逆行するようなものだと思います。江戸時代でもまだ社会的救済機能が働いていたのでは?と思うくらいですわ。本当の意味で人間らしい先進国になりたいですよね。財源は、工夫すれば何ぼでも出てきますから、、。