先週月曜日、水曜日に社会保障推進協議会の来年度予算要望について市との懇談がありました。
国民健康保険、介護保険、生活保護行政、医療費助成に絞っての懇談です。印象に残った点3点。
①子どもの医療費無料化拡大に関しては、小学生のお子さんを持つお母さんの切実な訴えがありました。
就学前までは通院も無料なのでアレルギー治療もお金のことを気にせず受けることができたけれど、小学校に上がってからはなかなか行けない。少々のことではつい「がまんせられ」と言ってしまい、特に命に直結しない歯医者関係は顕著で、結果的に大きな出費につながり本人にも辛い思いをさせてしまったとのこと。親として情けないと声を詰まらせました。
②国民健康保険制度では、保険料の減免制度について広島市のように一時的な困窮者だけではなく恒久的な低額所得者を対象とするよう強い要望がありました。広島市でできるのになぜ岡山市でできないのか。 おっしゃる通り。
③病院の無料定額診療については、岡山市はH13年度の国の通知をもって無料定額診療を抑制すると答弁し、国会答弁からも市議会答弁からも後退していると強い指摘がありました。課長が変わったら答弁も変わる?!
いずれも財源が厳しい中でいかに住民の福祉を保証するか、担当課は砦となって頑張ってほしいものです。しっかり財政局に市民の立場で訴えるという気概がうかがえなかったのは残念でした。
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