昨日、岡山市母親大会に参加しました。
NPT(核不拡散条約)再検討会議参加者の楽しい報告に加え、印象的だったのは、各団体からの報告で、高教組(岡山県高等学校教職員組合)の花田さんと生健会(生活と健康を守る会)の関籐さんのお話でした。
貧困の再生産というべき、親の経済力の差が子どもの教育にも影響を与えているという実例のお話です。
お金がないから大学に行けないと泣きながらに訴える高校生。大学選びに悩む友達がうらやましい、と。奨学金制度も結局は卒業時に何百万という借金を抱えるので、大卒でもワーキングプアが広がる中、教師としても奨学金制度を進められないという現状。
昨年度この岡山で、修学旅行に行けなかった子どもが60人もいたという現状。たとえ数日間の修学旅行でも、前後の修学旅行に関わる膨大な時間、友達どうしの会話、どれほどの疎外感を味わったか。。。
とてもとても悲しい現実です。
どの子も幸せになるために生まれてくるのに。無限の可能性を秘めて。。。たまたま生まれたお家柄で子どもたちが苦しみ、将来まで左右されるというのは、まるで江戸時代のよう。まだまだ真の先進国とは言えません。流行りの『自己責任』論でも、さすがに子どもには責任ないでしょう。
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