幼保一体化の試行はやめるべき

 4月から市内公立5園で幼保一体の試行を行います。灘崎、御津、岡南、中山、太伯です。

 11月議会で「岡山市就学前保育・教育の在り方」が共産党以外の賛成多数で承認された途端に、試行園発表で『なんじゃそりゃ!!』。

 9月議会の市民文教委員会の時に4月からのモデル試行はしないってことですよねって念を押したのに。。。

 幼保一体の試行といっても、幼稚園の空き教室を保育園の4歳児、5歳児が使うというもので、基本的には幼稚園、保育園のままとのこと。しかし、幼稚園の先生が午後の保育園のヘルプに入るのかと当局に聞けば「YES」だったり、園によっては行事や式典も合同でしなさいと指導があった、とか、保護者からは給食も出す方向と説明があったとか、、、かなり混乱しています。基本的に運用については園任せで、新年度準備に忙しい現場は、あと一か月足らずで調整できません。子どもがバタバタ感を敏感に感じ取ることは必至で、本当に大人都合!

 そもそも、H27年度実施の国の制度も幼稚園や保育園はそのまま残れる制度になったわけで、無理やり一緒にしなくても良いのに、岡山市は幼保園児を一緒のクラスに入れる完全幼保一体を目指すとしていて、それ自体無理があると思います。

 幼稚園の空き教室を保育園に使わせてあげるならそのスペースは使用権限含めて保育園の一部とするべき、という指摘がありました。ほんと、その方がすっきりする。

 足りないのは保育園なわけで、焦点を絞るべき。

 私立保育園長会が試行には断固反対する声明を出しました。地域の不安も広がっています。

 H27年度に向けて、どういう形がいいのかもっと議論するべきです。

Facebooktwittergoogle_plusredditpinterestlinkedinmailby feather

「幼保一体化の試行はやめるべき」への2件のフィードバック

  1. 河田議員のブログも読みましたが現場のことを全く
    考えないで進んでますね、市民にもメリットなさそう
    だし、退職金のこともありますけど、新制度にいやけ
    がさして退職する人も多いでしょうね、なんか現場は
    大変なことになりそう?それと私立が怒っている
    のは、認可保育園として公立も私立も一緒にやって
    きたのに、今回 公立だけでやろうとしているから
    でしょう、怒るのは当然です。
    待機児がいる 幼稚園が預かり保育するだけで
    解消するのに、岡山市のやり方やはり残念です。

  2. パンダさん
    コメントありがとうございます。
    5園のうち、3園の試行はとりあえず延期になりました。
    しかし、市は試行園施設整備のための予算を4000万円計上しています。何が何でもやりたい模様。
    ちなみに、公立園では臨時保育士さんが大量にやめちゃったみたいで、本当に人手不足で困っています。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です