市民文教委員会がありました。

 月曜日に、市民文教委員会の勉強会がありました。
12年度の教育施策等についてです。
 今年度の施策の特徴として力を入れる防災教育・耐震化事業については明らかにニーズがあると認識しますが、しかし、なんとなく、もっともっと根本的な課題把握が必要な気がしてなりません。
   

 暴力事件や不登校の発生率が全国的に最悪であった教育現場をとりまく過酷な環境について、当局がとうとうと説明してくださいました。子供の育ちを阻害する社会の変化、家庭教育の困難、親力の低下、地域力の低下、本人の適応力の低下、発達障害の増加などなど、、、。

 大変、感心されている方もおられましたが、社会が悪い、家庭が悪い、本人が悪い、、、、じゃあ、学校は?教育制度は?と思わざる得ません。そういう現状の受け皿になりうる岡山市の教育施策になっているのか、、、??

 というより、今の教育制度は競争の激化、管理の徹底などでさらに追い詰めている気がします。現場の先生は頑張っているのに、潰れていく現状。。。。
   

 市としても、もっともっと現場の先生を応援できる、質を上げられる施策が必要な気がします。体験型のキャンプ事業などもちょこちょこ増えていますが、有料のこうした事業に参加できるのは、ごく一部恵まれた子供たち。いろんな支援員やボランティアを増やす計画もありますが、もっと抜本的に教育現場を支えていく施策が必要です。2割が非正規の先生で多忙すぎる現場の課題を市教育委員会としてもっともっと分析しなければと思います。

 愛知県犬山市教育委員会が取り組んでいる「学びあい」という取り組みが素晴らしいと聞きました。私も勉強したいと思います。

↓この前、ちょっと立ち寄った適応指導教室のラポート牧山。

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 不登校になってしまった子どもたちが生き生きと過ごしている様子がとても印象的でした。でも、とっても交通の便が悪いため、親御さんの送迎が必要な状況。

もっともっと身近に利用できる工夫が必要です。

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「市民文教委員会がありました。」への4件のフィードバック

  1. ラポートに寄られたんですね。すごい良い環境だったでしょう?
    私は小さい頃から親の転勤で、南は九州から北は北海道まであちこち住んだ経験があるのですが、岡山の教育は独特のものがあると思います。
    うまく表現できないけれど、子どもが押さえつけられている感じがしています。それは、子どもだけでなく、大人も同じかもしれません。大人は、子どもは、こうあるべき、というのが強いのかなー?
    率直に言うと、岡山の学校の雰囲気も独特な感じ。硬くて、とがってて、冷たい感じがすることも多いです。
    あくまでも私の主観ですが、同じように思っている方も多いようです。
    子どもの個性、多様性を認めて、柔軟に対応することが必要だと思いますが、大人も同じように認められていないと、なかなか難しいと思います。
    とりとめにない文章でごめんなさい。

  2. 「幼保一体、岡山市が素案」学区に公立こども園はひとつだけ、あとは統廃合・民営化。全国の自治体に先駆けて新システムに賛成を表明しましたね? 現場は大混乱でしょうけど、そんなことは知ったことじゃねー ですか。

  3. コメントありがとうございます。
    私は岡山しか知らなかったので、新鮮なご意見です。岡山にいると「岡山は教育県」とよく耳にします。観点が違うのですね~。子どもの視点に立つ教育行政目指して、私も勉強していきたいと思います。

  4.  パスタさん、コメントありがとうございます。
     新聞で取り上げられていた政策審議会でも、幼保一体化に対して多くの課題が出されていました。市民のニーズは、必ずしも幼保一体ではないですし、質の良い就学前教育でもないと思っています。
     今はまだ市の素案が示された段階ですので、これからが議論になります。市は以前から、園児数が減ってきた幼稚園の有効活用という趣旨で意向を示しており、市長は今年度の政府要求で一刻も早い子ども・子育て新システムの実現を、と出しています。(議会では、新システム反対の意見書が採択されているのに。。。。)
     現場の意見をぜひたくさん寄せていただければと思います。パブリックコメントもいずれ募集される予定です。

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