不適正会計最終報告が出ました。

 今日は常任委員会がありました。

 市民文教委員会でも、一連の不適正会計処理のH22年度分調査報告とその他もろもろの報告がありました。

 不適正会計処理の調査は、H22年11月に会計監査院から9500万円にのぼる不適正会計の指摘を受け行ったもの。H15年からH22年度までで一通り調査終了。なんと、総額で2億3千3百万余の不適正処理が明らかになりました。恐ろしい~☆

 うち国庫補助事業分は1億1千3百万余あり、今後返還が求められます。加算金も課せられます。

 何が不適正だったか、と言いますと、「前年度納入」や「翌年度納入」に加え、ツケのような「一括払い」や「預け金」、ちょっと悪質なのは「差し替え」といって、伝票内容とは違う物品に差し替えて納入させていたケース。全庁的に長期にわたって行われていたようです。

 一部私的流用もあります。これは警察対応。

 しかしまあ、返還金や加算金に市民の血税が当てられることは到底納得できませんよね。すでに予算は賛成多数で可決されていますが、詳細については今後の協議となります。

 再発防止策については、今日も各委員会で議論になりました。

 今後用品調達については一元化して集中購入する案が示されています。

 業者も一元化?!それは独占と言うのでは?!

 また、学校や現場では、緊急性や柔軟性が求められます。がんじがなめにしてしまうのではなく、しっかり現場の声を踏まえた検討を重ね、会計ルール自体の簡素化や見直しも含めて、持続可能なシステムを構築していかなければなりません。

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「不適正会計最終報告が出ました。」への3件のフィードバック

  1. 「お役所仕事」というコトバは、事務手続きの煩雑さを揶揄するコトバです。それを簡略化して手抜きをしていたんですかね。それとも、もっと深刻で、必要としない物にまで手を付けていたんですかね。「横領」のケース」があるということは、「そこまでしていた」ということなのでしょう。日々の業務・実務と事務手続きは必ずしも仲が良くなくて、離反しようとします。そこを、「お役所仕事」と揶揄されながらも持ちこたえるのが、お役所の仕事なのではないかと考えます。

  2. 岡山市が「間違い」を認めているのならば、責任の問題も浮上します。誰が、どうした。から始まる「説明」がいるでしょう。その上で、どうするのか、の「説明」、お金の事だから「返せばいい」という話しは出てきますが、それだけでは責任を取ったとはいえないと思います。市民にどんな「説明」があるのか注目しています。

  3. 野良通信さんコメントありがとうございます。
    すっかり遅くなりました。
     先日のH22年度特別会計決算委員会では、不適正会計のあった国保特別会計について全会一致で「不認定」になりました。3万なにがしの「翌年度納入」ですが、ルール違反は違反です。
    残念ながら、「不認定」でも何も拘束力はないとか。。山陽新聞には割と大きく出ていましたが。

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