17日土曜日に、青年集会 in 岡山に参加しました。
前半は、三上満さんの「人間らしく生き、はたらくために」という講演でした。金八先生のモデルになった方だそうです。
ご自分の教師時代の壮絶な&感動的な経験に基づくお話は、笑いあり涙あり。人間の無限の成長の可能性と仲間の大切さを感じるお話でした。同時に現代社会のゆがみの犠牲になっている若者たちの孤独やその深刻さについても考えさせられました。
中学時代に手のつけられなかった少年が後に立派に自立して「まともな仕事と彼女ができれば、だいたいの人間は立ち直る」と言っていたことが私としては印象的でした。
自分の生活の安定と同時に自分が誰かの役に立っている、誰かに必要とされているという感覚が人の成長にとってもとても大切なんだな~と改めて思いました。
フランスの思想家ルソーはその著書で『人間は2度生まれる』と言ったそうです。なるほど、こういうことでもあるのかな。。
激しい競争教育や使い捨て労働が横行する現代の日本で若者たちのこの自立への条件が奪われつつある、そう感じるお話でした。
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