昨日午後から、岡山県の市議会議員研修がありました。講演テーマは、廣瀬先生の「議会基本条例の効果と課題」です。
今、旬のテーマで、議会とはそもそも何なのかという話に始まり、真の議会改革とはこういうことか、、というお話で勉強になりました。
議会は、
*市民の代わりに首長の提案にモノ言えるところ、
*市民の代わりに政策決定ができるところ
*市民の代わりに政策提案ができるところ、
ということで本来市民の生活に密着していて、市民の意思決定の場。
●多様な意見の代表者が、公開の場で議論を尽くす⇒課題や論点が市民にもクリアになり⇒世論形成⇒議会に世論が返ってきて⇒議決・決定
となるべき。。それには、、、、
○公聴会や証人召喚なども積極的にすればいい。
○行政側にも反問権や質疑権を保障するべき。
○賛否が分かれる議案なら、議員同士で議論をするべき。
○議会としての議会報告等、住民との公開の対話で政策化をするべき。
こういうことを一部条文化したのが議会基本条例なのだそうです。
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要は、多様な意見を集約・調整・決着する公開討論の場であり、この公開の場で本気で議論することが、市民の納得につながると理解しました。民主主義の根幹です。
今、岡山市議会では、本会議でも委員会でも議員は基本的に行政側に対して質問するのみで、議員同士の議論はあまり行われていないように思います。
さらに、議会改革等推進会議では、全国的に長すぎる議会を短縮しなければならないという論調で、長い議会にかかるコスト削減の必要性が大上段に語られています。
おっと~、それはやっぱり議員として果たさなければならない役割が違うんじゃないか!!!と再確認した研修でした。「議員の仕事は議会だけではない」という主張は言語道断?!
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